2026/10/09 17:30
🧄 最上赤にんにく、今年も植え付けが始まりました。
10月に入り、新庄の朝晩はぐっと冷え込むようになりました。
畑の景色が秋から冬へ向かうこの時期に、来年の収穫に向けた大切な作業が始まります。
それが、最上赤にんにくの植え付けです。
最上赤にんにくは、山形県の伝承野菜。
この最上地域で、何十年も前から種を採り、次の年へと受け継いできた在来種です。
赤みを帯びた皮と、ぎゅっと詰まった粒。
食べたときの力強い香りと、後から追いかけてくる甘み。
これは、この土地でしか育たない味だと思っています。
写真のバケツに入っているのは、一粒ずつ分けた種にんにくです。
ここから先は、すべて手作業。
黒マルチにあけた穴に、ひとつずつ、向きを確かめながら植えていきます。
芽が出る側を上に。
深さは浅すぎても深すぎてもだめ。
そっと土をかぶせて、次の穴へ。
地味で、腰にくる作業です。
農業は、1年に1作しかできません。
だからこそ、毎年の一回一回が勝負だと思っています。
今日植えたにんにくは、このあと雪の下で長い冬を越します。
雪深い新庄の冬は厳しい。けれど、その寒さをじっと耐えた分だけ、にんにくは旨みを蓄えてくれます。
春、雪が解けて、黒いマルチの穴から小さな緑の芽が顔を出す。
この土地で受け継がれてきた味を、
次の季節へ、そのまた先へ。
無事に根を張り、芽を出し、元気に育ってくれますように。
そんな願いを込めて、今日も一粒ずつ植えています。
来年の収穫まで、成長の様子もこのアカウントでお届けします。
どうぞ見守ってください🌱




