ブランドストーリー
リル・ストーリア(Lilu・storia)
――それは、日々小さな物語が生まれる農園。
山形県新庄市。
みちのくのアルプスと呼ばれる神室連峰の麓に、リル・ストーリアはあります。
国内有数の豪雪地帯。冬は深い雪に閉ざされるこの地は、静寂に包まれながら春の訪れを待ち、やがて大地はゆっくりと目を覚まします。
十四代にわたり受け継がれてきた土。
神室連峰から流れる、ミネラル豊富な雪解け水。
そして、盆地特有の寒暖差。
この自然の恵みこそが、作物に深い旨味と滋味をもたらしてくれます。
私たちが大切にしているのは、
自然と誠実に向き合い、正直に向き合うこと。
必要以上の化学肥料や農薬に頼るのではなく、植物が本来持っている生命力を信じ、丁寧に見守ること。
手をかけすぎず、けれども目を離さず、
自然のリズムと調和しながら育てていく。
そこに、作り手としての“まごころ”があります。
リル・ストーリアという名前には、
日々の営みの中で紡がれていく「小さな物語」への敬意が込められています。
今日もまたひとつ、
新しい物語が、この土地で静かに始まります。