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2026/08/26 21:06


# かぼちゃのβカロテンと免疫力

## 夏の終わりに、あの黄色を思い出す

かぼちゃというと冬至のイメージが強いかもしれませんが、実は夏が旬の野菜です。畑で葉の下からひょっこり顔を出す濃い黄色の実を見つけると、夏の終わりが近づいていることを感じます。

あの鮮やかな黄色こそ、かぼちゃが持つ栄養の核心です。

## 黄色の正体、β-カロテン

かぼちゃの果肉の黄色や、皮の緑色に含まれる色素成分がβ-カロテンです。この成分には、体のサビといわれる活性酸素の発生を抑える抗酸化作用があるとされています。

β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換される性質を持っています。かぼちゃに含まれるβ-カロテンは、体内でビタミンAとして働き、皮膚や粘膜を丈夫にすることで体の免疫力を高めてくれるといわれています。

皮膚や粘膜は、ウイルスなどの侵入を防ぐ体の最前線です。ここが健やかに保たれることが、結果として風邪をひきにくい体づくりにつながると考えられています。

## ビタミンCとの相乗効果

かぼちゃにはビタミンCも豊富に含まれています。ビタミンCは白血球の働きを強化し、自らもウイルスに対抗する役割を果たすとされており、β-カロテンとの相乗効果が期待できるといわれています。

さらにビタミンEも多く含まれており、成人であればかぼちゃを200g程度食べれば1日に必要なビタミンEを摂取できるほどです。β-カロテン・ビタミンC・ビタミンEの3つがそろうことから、かぼちゃは「ビタミンACE(エース)」と呼ばれるほどバランスの良い緑黄色野菜として知られています。

## 皮とワタも侮れない

かぼちゃは果肉だけでなく、皮にも果肉以上のβ-カロテンが含まれているとされています。皮をつけたまま調理することで、より多くの栄養を摂取できるということです。

一方でワタの部分にも食物繊維やビタミンが多く含まれていますが、繊維質が強いため、取り除きすぎず適度に活用するのがコツとされています。

## 油と一緒に摂ると吸収率アップ

β-カロテンは脂溶性の成分のため、油と一緒に摂ることで体への吸収率が高まるとされています。

煮物にするだけでなく、素揚げにしたり、油で炒めたりする調理法もおすすめです。かぼちゃの煮物を作る際は薄味に仕上げて、煮汁までしっかり食べきるのも栄養を無駄にしないポイントです。

## 農家目線:貯蔵がきく野菜という強み

かぼちゃは収穫してすぐより、しばらく置いてからの方が甘みが増すと言われる野菜です。丸ごとであれば常温でも保存がきくため、夏に収穫したものを長く楽しめるのも魅力の一つです。

畑では、実の色づきと皮の硬さを見ながら収穫のタイミングを見極めています。しっかり色づいたものほど、βカロテンなどの色素成分も充実していると感じます。

## まとめ

- かぼちゃの黄色い色素β-カロテンは、体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を通じて免疫力を支える
- ビタミンC・ビタミンEと合わせて「ビタミンACE」と呼ばれるほどバランスが良い
- 皮にも豊富なβ-カロテンが含まれ、皮ごと食べることで栄養を無駄にしない
- 油と合わせることで吸収率が高まる

夏から秋にかけて出回るかぼちゃは、これからの季節の体調管理にも心強い野菜です。