コラム

2023/04/28 06:00

1. さつまいもを熟成させると美味しくなる理由

さつまいもはすぐに食べてももちろん美味しいが、ご家庭で熟成させるとよりホクホクした食感と、思わず笑顔になるほどの甘さを引き出すことができる。ご家庭で熟成させることを「追熟」というので覚えておこう。

美味しくなるのはでんぷんが「糖化」するから

買ってきた、または家庭菜園で作って収穫したさつまいもを一定期間、温度や湿度をコントロールしながら保管することで追熟し、やがて熟成する。なぜ美味しくなるのかというと、さつまいもに含まれるでんぷんが時間の経過とともに糖化するためである。糖化とは文字通り、でんぷん質が糖と化すことで、コクが生まれ甘みが強くなります。

熟成に必要な期間は?

大きさや収穫時期、その時点での熟成具合など個体差によって変わるが、家庭菜園などで穫れた未熟のもので1〜2カ月ほど、スーパーなどで購入したばかりのもので2週間ほどが目安となる。なぜこれほどの差があるのかというと、スーパーなどに並んでいるさつまいもはある程度熟成させてから出荷されるものが多いためです。

熟成する環境の条件は?

さつまいもの保存に適した温度は13〜14℃、湿度は85〜90%といわれている。うまく熟成させるにはこの環境下で保管することがポイントだ。寒さと乾燥が苦手なので、追熟する際は気をつけましょう


2. さつまいもをご家庭で熟成させる方法

熟成方法
可能であれば「土」がついた状態のままがよい。新聞紙に包み、温度13〜14℃の場所に2週間から長くても1カ月を目安に保管して追熟させよう。とくに温度は重要なのできちんと管理してほしい。なお、ビニールに包んでしまうと湿気がこもるなどし、傷んでしまうおそれがある。追熟の際は必ず、通気性のよい新聞紙を使いましょう。

さつまいも選びも重要

傷んでいるさつまいもを購入した場合、熟成させている間にさらに傷んでしまうことがある。傷のないもの、皮が鮮やかなピンク(紫)色をしているものを選ぶのも、上手に熟成させるための大切なポイントです。